おうし座 付近の 星々(星雲、M 天体) です。  見たい天体を選ぶと画像が見られます。


M1  NGC1952

 

おうし座/超新星残骸

赤経05h34.5m 赤緯+22゜01′

光度8.4等 視直径6′×4′ 距離6500光年

 

 

(紹介)

西暦1054年に出現した超新星の残骸で、そのおうし座超新星の記録は中国、日本などに残っており、日本では藤原定家の『明月記』に記載されている。M1は、あらゆる電磁波で明るく輝いていて、電波ではTau A、X線では Tau X-1、X0531+219と呼ばれる。M1の元となった星は、中性子星(16等)として残っており、この中性子星から約30分の1秒ごとに電波やX線が放射され、かにパルサーとして有名である。

大望遠鏡ではその構造がカニの足のように見えることから、ロス卿(イギリス)がかに星雲と命名した。小口径望遠鏡では、佐渡ケ島のような形に見える。

 

(観望ガイド)
おうし座のζ星(3.0等)の西北約1度にある。望遠鏡のファインダーでも周囲がにじんだ暗い恒星状に見えるが、位置を知らないと見落としてしまうほど淡い。

7倍×50mmの双眼鏡でも星雲状に見える。

口径10cm60倍の望遠鏡で、佐渡ケ島のような形に見える。120倍では星雲の姿が大きく見え、濃淡があることもわかる。口径20cmでは、星雲の中に微妙な濃淡が見えてくる。口径30cm以上では、カニの足を連想させるフィラメント構造の一部が見えて、ひじょうにおもしろい。


冬半ばの南の空で、頭の上に輝いている赤い星が、おうし座のα星で1等星のアルデバランである。星座絵によると、このアルデバランは牛の右目にあたる。アルデバランのまわりには、淡い星ぼしが連なってVの字を描いている。この星の群れはヒアデス星団という散開星団で、牛の顔を表わす。このかたまりからV字の方向へ星の連らなりを延ばすと、ふたご座のカストルの足元近くにある3等星と、ぎょしゃ座の五角形の星にとどく。この2つの星が、牛の角を表わしている。

バビロニア時代にはすでに牡牛の星座が設定されていたほど、歴史のある星座である。また、ギリシャ時代には、アルデバランは「牛の目」とよばれ、プレアデス星団は“プレアデス”として独立した1つの星座であった。このおうし座とプレアデス座はプトレマイオスの48星座に含まれている。黄道12星座の第2座。ギリシャ神話によると、この牛は、フェニキアの王女エウロパをさらうためにゼウスが変身した姿であるとされる。牛になったゼウスはエウロパを背中に乗せて海を渡り、クレタ島へ行ったと伝えられている。なお、エウロパはヨーロッパの語源である。また、ギリシャ神話では、プレアデス星団とヒアデス星団は、どちらも姉妹と見られている。詩人ヘシオドスは「仕事と日々」という詩の中で、プレアデス星団を「農業の季節を知らせる星」といっている。

説明文および星図は

上記の説明文は アストロアーツのマルチメディア天文シュミレーション ステラナビゲータ (天文事典)より引用しました。