はくちょう座 こと座 こぎつね座 や座

付近の 星々(星雲、M 天体) です。  見たい天体を選ぶと画像が見られます。


M27  NGC6853


こぎつね座/惑星状星雲(IIIa)
赤経19h59.6m 赤緯+22゜43′
光度7.6等 視直径8′×4′ 距離975光年

 

 

(紹介)

こぎつね座にある、りっぱな惑星状星雲。こと座のM57(環状星雲)の約5倍の広がりを持ち、その姿が鉄あれいの姿に似ていることから、あれい状星雲と呼ばれている。星雲の大きさは、100年間に6.8″ほど大きくなっている。星の終期に放出されて球状に広がったガスが、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものである。

 

(観望ガイド)

近くに明るい星がなく、導入には多少の慣れが必要。はくちょう座β星(アルビレオ)を中心にして、こと座の四辺形の端にあるγ星のちょうど反対側にある。ここには4個の5等星が台形に並んでいて、その底辺の真ん中にある6等の14番星のすぐそばに見つけられる。7倍×50mmの双眼鏡では、いびつな楕円形をした形がわかり、10倍×70mmの双眼鏡ならより大きな姿に見えて楽しくなる。口径10cm望遠鏡では、40倍から100倍を超える倍率まで、倍率に応じてさまざまに見え、太ったあれいの姿がよくわかる。口径20cmでは、微細な構造までひじょうによく見え、たいへん見応えがある。


M57  NGC6720


こと座/惑星状星雲(IV)
赤経18h53.6m 赤緯+33゜02′
光度9.3等 視直径80"×60" 距離1410光年

 

 

(紹介)

こと座にあり、リング状に見えることで有名な惑星状星雲。環状星雲、リング星雲、ドーナツ星雲などと呼ばれ、小口径の望遠鏡でも楽しめる。星の終期に放出されて球状に広がったガスが、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているもの。

 

(観望ガイド)

こと座は1等星のベガと、細長い平行四辺形に並んだ3等星が目立つ星座で、この平行四辺形のベガから遠いほうの短い辺の、β星とγ星の真ん中からわずかにβ星よりにある。

7倍×50mmの双眼鏡でも位置がわかり、わずかに恒星がぼやけたようなイメージに見える。

口径10cm望遠鏡の60倍では、小さな環が浮かんでいる姿を見ることができる。100倍以上では、やや楕円形をしたリングに濃淡があることや、長い方の軸の両端がやや淡いようすもわかる。

口径20cmでは、リング全体に微妙な濃淡があることや、外周と内周の部分がやや明るいことなどがわかり、とても素晴しい姿を楽しめる。


夏の大三角を形作る3つの1等星の中でいちばん暗く、三角形の北東に位置する星がはくちょう座のα星デネブである。デネブからアルタイルの方へ大きな十字架の形をつくるのが、はくちょう座である。デネブは「しっぽ」の意味で、白鳥のしっぽに位置している。夏の天の川(銀河)をバックに天空を飛ぶ白鳥の姿は、たいへんに印象的である。はくちょう座は、天の北極に近いので見える期間が長く、夏の星座でありながらクリスマスのころ、夕方の西の地平線に立つ大きな十字架のように見え、「南十字」(サザンクロス)に対して「北十字」(ノーザンクロス)として親しまれている。

はくちょう座

プトレマイオス48星座の1つで、その歴史は古い。ギリシャ神話では、大神ゼウスがスパルタ王の后(きさき)レダの美しさに心を奪われ、彼女に逢いに行ったときに化身した白鳥の姿であるとされている。また、一説には、アポロンの太陽の車を乗りまわして事故を起こし、エリダヌス川に墜落したファエトンを探す親友キュクノスの姿が、天に上げられたものとされる。

 

こと座

たいへん歴史のある星座で、フェニキアの「こと」という星座に、この星座の原型が見られる。プトレマイオスの48星座の1つ。ギリシャ神話では、音楽家オルフェウスが持っていた「たて琴」、または音楽家のアリオンが持っていた「たて琴」が天に昇ってこの星座になったと伝えられている。琴といっても近世のハープのような大きいものではなく、携帯用のリラと呼ばれる小さな琴である。日本では、α星を「たなばた」「おりひめ」「たなばたつめ」「めんたなばた」、ζ星とε星の2つを「たなばたのこども」と呼んでいた。また、七夕の夜に男女が会う場所が瓜畑だというところから、4個の星でつくる平行四辺形を「うりばたけ」と呼んでいた。

 

こぎつね座

こぎつね座の歴史は新しく、17世紀にヘベリウスが「こぎつねとがちょう座」として設定したことがその由来である。現在ではヘベリウスの「がちょう」という名が消え、「こぎつね」だけが残っているのである。

 

や座

フェニキアの「矢」の星座に原型が見られ、たいへん古い星座である。プトレマイオス48星座の1つ。ギリシャ神話では、愛の神エロスの矢だといわれている。しかし、それ以外にもいろいろな神話があり、いて座のケイローンが放った矢、ゼウスが使っていた雷電の矢などともいわれている。

 

説明文および星図は

上記の説明文は アストロアーツのマルチメディア天文シュミレーション ステラナビゲータ (天文事典)より引用しました。